【最強のスライム爆誕】転生したらスライムだった件|レビュー

こんにちは。アシカです!
今回は国内外で高い評価を得ている作品が『転生したらスライムだった件』(以下『転スラ』)について語っていきます。

「最弱」の象徴だったスライムが、圧倒的な強さと愛らしさを兼ね備えて大活躍する作品で、見た目はゆるいのに中身はチート級というギャップがクセになります!

この作品は下記のような方にオススメです。

▪️「成長する最強主人公」にワクワクしたい方

▪️主人公が良い人すぎる作品が好きな方

▪️バトルだけでなく日常・街づくり要素も楽しみたい方

あらすじ概要

【作品紹介】
通り魔に刺されて死んだと思ったら、異世界でスライムに転生しちゃってた!? 世界の理を知る「大賢者」と、敵の能力を奪う「捕食者」という2つのスキルを駆使し、スライムの冒険が今始まる!!

引用元:転生したらスライムだった件|月刊少年シリウス公式サイト|講談社

上記の通り、命を落としたサラリーマンが異世界にスライムとして転生して成り上がるお話となっています。

「弱い存在」の象徴だったスライムが、知性と圧倒的な力を武器に、仲間とともに世界を変えていきます。その過程で築かれる国「テンペスト」は、異種族たちが共存し、成長し合う理想郷です。

異世界転生、バトル、街づくり、仲間との絆が高水準で描かれており、王道的でありながら革新的な作品となっています。

感想

この作品を知るまでは、日本一有名なスライムはドラクエのスライムだと自信を持っていうことができましたが『転スラ』のリムルの登場により、その価値観が一気に変わりました。

引用元:転生したらスライムだった件 1巻より

ドラクエのスライムは、ドラクエの序盤の魔物であり、一番弱い魔物となっており、「最弱×可愛い」の化学反応で大人気となったキャラです。
そのため、スライム=最弱というイメージがついていました。

しかし、『転スラ』のリムルの登場により、そのイメージが破壊されます。

主人公がチートスキルで無双する展開が今の流行となっており、最強系主人公が人気となっています。
その流行をスライムに落とし込んで「最強×可愛い」スライムという今までのスライムイメージを全否定した作風で、新鮮で面白かったです。

最強で可愛いという今までありそうでなかったジャンルを確立させた作品で、今後の作品に影響を与えたと個人的には感じています。

ストーリーについては、独身サラリーマンの主人公が死んでしまいスライムに転生するお話で、転生前のスキル獲得方法から面白くて引き込まれました。
通常本人の願望に応じたスキルが付与されますが、そのシステムがポンコツすぎて死ぬ前の独り言を願望だと勘違いしてスキルを獲得していきます。
システムの勘違いで取得したスキルではありますが、チートスキルばかりでこの時点で既に最強スライムです笑

しかも、この作品の恐ろしいところは、リアムの成長と共にスキルも進化する点です。
そのため、どんどん最強の存在に進化していき、最強スキル持ちなのに無限に強くなっていくという成長要素もあり、めちゃくちゃ面白いです。

通常、最強系主人公は最初から強いため、成長する要素があまりないですがこの作品はどんどん強くなっていくため、最強系主人公ものの欠点も克服しているため、隙がないです。

また『転生したらスライムだった件』は、ただのバトル漫画ではなく街作りをして仲間を増やしていく街作り要素もあり、魅力的なキャラが多く登場します。
通常バトルメインだと、街作りがイマイチなことが多いですが、スライムの愛らしい見た目もあり、ほのぼの漫画としても高い完成度を誇っています。

そのため、最近の流行りを全て詰め込んだ作品となっており、正直この作品を超える異世界転生ものはしばらく出てこないかなと感じました。

登場人物

①リムル=テンペスト|アニメCV:岡咲美保

Screenshot
引用元:転生したらスライムだった件 1巻より

<キャラ紹介>
・通り魔に刺され死亡後、異世界でスライムに転生した元サラリーマン。
・敵の能力を奪う「捕食者」、知識を司る「大賢者」などのチートスキルを所持。
・種族や立場を超えて人々を受け入れ、理想の国「テンペスト」を築くカリスマ。

アシカ
アシカ

リムルは、異世界にスライムとして転生した最強で可愛い存在です。元は平凡なサラリーマンでしたが、死の間際に得たチートスキルにより、スライムながらも圧倒的な力を手に入れます。その力を悪用するのではなく、異種族との対話と共存を重視し、戦争や差別のない理想郷「テンペスト」を築き上げる姿は、まさに器の大きなリーダーそのもの。バトルの強さだけでなく、仲間への思いやり、知性、ユーモアを兼ね備えたリムルは、異世界ファンタジーの中でも圧倒的な魅力を放つ主人公です。

②ヴェルドラ=テンペスト|アニメCV:前野智昭

Screenshot
引用元:転生したらスライムだった件 1巻より

<キャラ紹介>
・暴風竜の異名を持つ、最上位の竜種。
・封印されていた孤独な時代を経て、リムルとの出会いで友情と自由を得る。
・圧倒的な力とお茶目な性格のギャップが魅力の愛されドラゴン。

アシカ
アシカ

ヴェルドラは、暴風竜と呼ばれ世界中に恐れられる存在でありながら、実は人懐っこくてオタク気質なお茶目キャラです。長い間封印され孤独を抱えていた彼は、リムルとの出会いによって自由と友情を得て、物語の中で大きな変化を遂げます。リムルの名付けによって「テンペスト」の姓を共有し、彼の名誉兄としてテンペスト王国の一員となる姿は感動的でありながらも、どこか笑えます。強大な力を持ちながらも、気さくで親しみやすいその性格は、まさに最強で愛される竜。『転スラ』におけるヴェルドラの存在は、物語に重厚さと明るさを同時にもたらしてくれる、唯一無二のキャラクターです。

『転スラ』が好きな人にオススメの作品

『転スラ』が好きな方には、以下の作品もオススメです。

①月が導く異世界道中

✅『転スラ』ファンに刺さるポイント

🔹 理不尽スタート×俺TUEEEの成り上がり!
リムルがスライムという「不遇の存在」から成長していったように、『月が導く異世界道中』の主人公・深澄真も、勇者として召喚された直後に「顔が不細工」という理由で女神に見捨てられるという理不尽展開から始まります。
ところが、別の神「月読命」から超強力な加護を与えられ、一転して超人級の力を得て俺TUEEE状態に!第1話開始10分で覚醒するスピード感は必見!

🔹 人間以外との共存・異世界国家づくり要素もアリ!
『転スラ』でリムルがモンスターたちとテンペストを築いたように、真も自分だけの空間「亜空」にさまざまな種族を迎え入れ、街を作っていきます。
ドラゴンや蜘蛛と契約して仲間にする展開も共通点で、仲間との絆を重視した国づくりの過程が見どころです!

🔹 ギャグありバトルありの絶妙なバランス感覚!
『転スラ』におけるヴェルドラとの軽快な掛け合いや日常シーンのように、本作でも笑える場面が多数あります!
ヒロインの巴や澪、そして識たちの個性が炸裂する中で、最終話では超熱いバトル展開が待っている…!特に第アニメ2期では、真が非常勤講師として教え子を育てる「学園編」と、勇者たちの視点で語られる「正統派異世界編」が並行して進行し、物語に厚みが加わります。

『月が導く異世界道中』について、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

②俺だけレベルアップな件

✅『転スラ』ファンに刺さるポイント

🔹 最弱からの成り上がりが熱い!
『俺だけレベルアップな件』の主人公・水篠旬は、Eランクという最弱のハンター。妹の生活費と母の医療費のため、命を懸けてダンジョンに挑み続ける努力家です。
この「弱いけど頑張る主人公」が「ある日突然“システム”という謎の支援を得る」ことで、徐々にレベルアップしていき、誰よりも強くなっていく姿がまさに『転スラ』のリムルと重なります。

🔹 努力型×成長型×最強型の全部盛り!
この作品の凄いところは、ただチートで無双するのではなく、序盤は本当にギリギリの戦いばかり。敵を倒すことで得られる経験値で少しずつ強くなり、「格上との死闘」を繰り返すことで成長していきます。
リムルのように「最初から強い」わけではなく、「段階的に最強へ進化していく」過程が丁寧に描かれており、努力の末の勝利に思わず胸が熱くなる展開ばかりです!

🔹 中盤以降は戦争級スケールのバトル展開!
主人公が「影の君主」に転職してからは、倒した敵の影を配下として使役する「影の軍団」を率いて戦います。
『転スラ』でリムルが仲間たちを束ねて国を守るように、水篠旬も「影の王」として仲間と共に戦っていきます。

『俺だけレベルアップな件』について、詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

まとめ

『転生スラ』は、異世界転生という王道ジャンルでありながら、スライムという「最弱」の存在を主人公に据えた斬新な切り口、そしてリムルの「最強でありながら、仲間想いで平和を望む」というギャップのあるキャラクター像が読者を惹きつけます。

バトルの爽快感はもちろんのこと、国家運営や仲間との信頼関係、個性豊かなキャラクターたちの群像劇も見応え抜群。物語が進むにつれスケールが拡大していく中で、それでも「人との繋がり」や「理想の世界」を目指すリムルの姿に、多くの読者が胸を打たれるはずです。

異世界ファンタジー初心者はもちろん、戦闘や戦略、友情や理想に惹かれる方にも広く刺さる一作。
『転スラ』はまさに、「異世界転生もの」の新たなスタンダードとなった傑作です。

まだ触れていない方は、ぜひ一度この物語に足を踏み入れてみてください。
気づけばあなたも、リムル=テンペストの魅力にどっぷりハマること間違いなしです!

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