【PS5】龍が如く7外伝 名を消した男|感想・クリアレビュー

こんにちは。アシカです!

今回は、私が大好きな『龍が如く7』の外伝にあたる『龍が如く7外伝 名を消した男』についてクリアしましたので、魅力を語っていきたいと思います。

『龍が如く7外伝 名を消した男』について
気になっている方や購入を検討している方にオススメの記事となっています。
良かったら、最後までお付き合い下さい。

ゲームの評価基準について

ゲームの評価については、下記のランクごとに分けております。
あくまで、私自身の評価になっておりますので、購入の参考程度に考えていただけると幸いです。

▪️Sランク・・・神作。ゲーム好きであれば必ずプレイして欲しい作品。

▪️Aランク・・・名作。一人によってはSランクになってもおかしくない作品。

▪️Bランク・・・普通に面白く、フルプライスで購入しても満足する作品。

▪️Cランク・・・凡作。

▪️ランク外・・・自分には合わなかった作品。

『龍が如く7外伝 名を消した男』とは?

『龍が如く7外伝 名を消した男』は、2023年にセガから発売されたアクションアドベンチャーゲームで、人気シリーズ『龍が如く』のスピンオフ作品です。
本作は、『龍が如く6 命の詩。』の後に消息を絶った桐生一馬の視点から、彼の隠された物語が描かれています。

物語の舞台は大阪・蒼天堀と謎の巨大施設「キャッスル」。
コードネーム「浄龍」となった桐生が、陰謀渦巻く裏社会で己の存在意義を模索する姿を追体験します。

ゲームシステムは、往年のファンに馴染み深いアクションバトル」が復活し、従来の桐生の戦闘スタイルに加え、スピーディーな「エージェントスタイル」が新要素として追加。
ガジェットを駆使したスタイリッシュな戦いが楽しめるのも本作の魅力です。

『龍が如く7外伝』は、桐生一馬の「その後」を描くだけでなく、次作『龍が如く8』へと繋がる重要なエピソードを内包した作品として、ファン必見の一本となっています。

『龍が如く7外伝 名を消した男』総合評価

ストーリー3.5
ゲームシステム3.5
ジャンルアクションアドベンチャー
対応機種Xbox One
Xbox Series X/S
Steam
PS4
PS5
発売元SEGA
公式サイト『龍が如く7外伝 名を消した男』公式サイト|SEGA
クリア時間10時間(寄り道なし)

『龍が如く7外伝 名を消した男』の総合評価についてはランクBになります。

アクションとしては進化を感じましたが、フルプライスの作品ではないため、どうしてもボリューム不足が目立ちました。

また、ファーストトラベルがなかったり、ストーリーを進行させるためのお使いが何度もあり、そこに少しストレスが溜まりこの評価とさせていただきました。

ゲーム単体で見ると、ボリューム不足や少し不便な点が目立ちましたが、フルプライスではないことを考えると、値段分は十分楽しめる作品だと感じました。

久しぶりに「龍が如く」をやりたいけど、ゲームをやる時間があんまり取れない、そんな方にはドストライクな作品となっています。良かったらプレイして見て下さい!

良かった点

①裏社会を舞台にしたストーリーが熱すぎる!

私自身、龍が如くは『龍が如く7』振りでしたが、やっぱり裏社会を舞台にした任侠ものは最高でした!

プレイ前は、『龍が如く6』を未プレイのため、ストーリーをしっかり楽しめるか不安がありましたが、冒頭で前回(龍が如く6)のあらすじを補填してくれたので、安心して楽しめることができました。

ただ、『龍が如く7』の外伝であるため、所々で『龍が如く7』のネタベレが入ってくるので、未プレイの方は『龍が如く7』をプレイしてから『龍が如く7外伝 名を消した男』をプレイすることを強く推奨します!

『龍が如く7』のストーリーは「龍が如く」シリーズの中でも一二を争うほど、ストーリーが面白い作品となっています!
私もプレイしましたが、PS5でストーリーが面白い作品を教えてと聞かれたら、真っ先に『龍が如く7』を勧めるほど面白いです!

『龍が如く7外伝 名を消した男』のストーリーについては
『龍が如く6』の最後に表舞台から去った桐生一馬が、自分の正体を隠しながら大阪・蒼天堀で暴れ回るストーリーとなっています。

ストーリーの時系列的には、『龍が如く6』の終わりから『龍が如く7』で桐生が初めて登場したところまでとなっています。

『龍が如く7』では、ゲストキャラとして登場した感が強かった桐生ですが、『龍が如く7外伝 名を消した男』をプレイすると、『龍が如く7』の春日並みに大変だったことがわかり、クリア後は素直に「お疲れ様でした」と呟いていました笑

ストーリー自体は、フルプライスの作品ではないため、短かったですが「龍が如く」らしいストーリーは健在だったのと、仁義を通す桐生の姿を久しぶりに見て胸が熱くなりました!

また、『龍が如く8』に繋がる伏線もありましたので、『龍が如く8』をプレイする予定がある方は先に『龍が如く7外伝 名を消した男』をプレイすることを推奨します。

②新アクション「エージェント」スタイルが楽しすぎる!

今回は「応龍」と「エージェント」の2種類を切り替えて戦う戦闘スタイルでした。

まず、「応龍」スタイルは、堂島の龍らしい圧倒的なパワーで敵を倒していくスタイルで、まさに伝説の男に相応しいスタイルとなっています。
このスタイルは爽快感が半端なかったですし、「桐生一馬」らしい戦い方のため個人的にはストーリーに没頭したいなら「応龍」スタイル一択だと感じました。

ですが、使っていて楽しかったのは「エージェント」スタイルの方でした笑

「エージェント」スタイルは『龍が如く6』後に、桐生が身につけたスタイルで、「格闘術」と「ガジェット」を組み合わせたスピード重視のスタイルとなっています。

「ガジェット」には、蜘蛛・蛍・蜂・蛇の4種類あります。

蜘蛛

引用元:龍が如く7外伝 名を消した男 ゲーム画面

「蜘蛛」はワイヤーを使用して敵を拘束したり、敵の武器を奪ったりするガジェットで、やっていることは完全にスパイダーマンです笑

個人的には、一番使用して楽しかったのはこの「蜘蛛」です。

今までの「龍が如く」では集団戦だろうとタイマンであろうと、正面から突っ込むのがセオリーでしたが「蜘蛛」の登場により、集団戦では複数人拘束してから戦えるため、戦いの幅が広がり使っていて楽しかったです。
特に、拘束していた相手をそのまま投げ飛ばして吹き飛ばすのは爽快感があり、最高でした。
ただ、ボス相手には「蜘蛛」では拘束できず、相手を引き寄せるだけのため、雑魚戦専用のガジェットになっているのが少し残念でした。

引用元:龍が如く7外伝 名を消した男 ゲーム画面

「蛍」はタバコの形状をした小型爆弾で、タバコを投げ捨てから時間経過で爆発させるガジェットになっています。

集団戦では「蛍」で敵を吹き飛ばして、その間に各個撃破していくという戦い方ができ、終盤の集団戦ではよく使用していました。

ただ、爆破の範囲は申し分ないですが、威力がイマイチだったため敵を倒すというよりも吹き飛ばして戦いやすくするための印象が強いガジェットでした。

個人的には使っていて楽しかったので、集団戦では取り敢えず「蛍」を投げてステージを駆け巡って遊んでました笑

引用元:龍が如く7外伝 名を消した男 ゲーム画面

「蜂」は小型のドローンとなっており、自動で相手を攻撃しているサポート機となっておりますが、最初の方は「これ弱くね」と思っていました。

しかし、ボス戦で相手のコンボが激しくなった時に、「蜂」の強さに気づきました。
「蜂」は桐生の攻撃とは連動せずに、自動で攻撃するため相手の攻撃中にドローンの攻撃が挟まることで相手が怯んで、攻撃の起点にできたりします。

終盤になってくるとボスの攻撃で体力が一瞬でなくなることもあったため、攻撃に行くのが怖くなりますが、ドローンを展開していると敵のコンボの途中で抜け出すことができるため、安心感が段違いです。

また、敵と距離を取っている時も自動で攻撃してくれるため、少しずつ相手の体力を削ることができ余裕を持って戦うことでき、アクションが苦手な方は「蜂」を展開して戦う戦法がオススメなので、ぜひ使って見て下さい!

引用元:龍が如く7外伝 名を消した男 ゲーム画面

「蛇」は小型のジェットを搭載した靴となっており、アラレちゃんごっこが楽しめます笑

基本的には、小型ジェットで加速した状態で相手に突撃する使い方をしますが、私は「蛇」で逃げながら「蛍」を投げまくるという戦法を取っていました。

今回は「龍が如く」に珍しく味方と共闘するシーンも多いため、相手を吹き飛ばして遊んでる最中に味方NPCに敵を倒してもらう戦い方ができ、今までの「龍が如く」シリーズとは違う戦い方ができ楽しかったです。

以上、4種類のガジェットを駆使しながら戦うスタイルとなっており、堂島の龍の面影がない姑息な戦い方になっています笑

個人的には、集団戦は「エージェント」スタイル。タイマンは「応龍」で使い分けると、どちらのスタイルも使えることができ、バトルをより一層楽しめると思います。

悪かった点

①ストーリーの合間に挟まるおつかい要素が苦行

私としては、ストーリーの続きが気になるため、早くストーリーを進めたいのですが誰々の様子を見てきて(おつかい)と言われたり、「赤目ネットワーク」という今回のサブクエスト的な位置付けのものをある程度進めないとストーリーが進行しないため、そこに少しストレスを感じました。

今作は「お金」と「赤目pt」を使用して、能力を強化する仕様となっており「赤目ネットワーク」の依頼をクリアすれば、報酬(お金や赤目pt)が貰えます。
依頼達成の恩恵はありますが、ストーリーだけ楽しみたい勢にとっては、依頼よりもストーリー進行を優先したいため、少しテンポが悪いかなと感じました。

ただ、ストーリー進行に必要なサブクエストを含めても、10時間以内にクリアできるため人によってはあんまり気にならないかもしれないです。

「おつかい」については、折角目的地に行ったのに戦闘もなくそのまま拠点に戻ることが何度もあったので、正直「何しにいたんだろう」って感じることが度々ありました。
個人的には、もう少し強制戦闘を増やしたりイベントシーンを追加したりして、厚みを増やしてもらえると嬉しかったです。

②ファストトラベルがないため移動が少し手間

「龍が如く」シリーズ全般に言えることですが、「ファストトラベル」がないため移動が少し手間だと感じました。

「龍が如く」の世界観を守るため、タクシーに乗って移動するスタイルを取っておりますがタクシー乗り場が近くにないと、タクシー乗り場まで徒歩で行く必要があり、その道中で野生の敵に遭遇して戦闘が発生するため、少し不便さを感じました。

引用元:龍が如く7外伝 名を消した男 ゲーム画面

野生の敵を倒す恩恵があれば、良いのですが倒しても報酬(お金)が微々たるものすぎて、倒す必要があまり感じられなかったです。

個人的には、スマホでタクシーを呼び出せるシステムがあれば、その辺を解決できるため次回以降はその辺りも改善していただけると助かると感じました。

まとめ:龍が如くらしい熱い物語と進化したバトルを楽しめる一作

『龍が如く7外伝 名を消した男』は、桐生一馬というキャラクターの魅力を再確認できる作品であり、シリーズファンにはたまらない内容となっていました。ストーリーは短めながらも、裏社会ならではの緊張感や仁義を貫く熱い展開が詰まっており、「龍が如く」らしいドラマを堪能できました。

一方で、おつかいや移動の不便さといった部分は、テンポを損なう要因となり、ボリューム不足も否めません。しかし、価格を考慮すれば十分に満足できる内容であり、短時間で濃厚な「龍が如く」体験を味わいたい人にはピッタリの作品です。

また、新たな「エージェント」スタイルの戦闘は、シリーズの新たな可能性を感じさせる要素で、今後の作品にも活かされることを期待したいところです。

『龍が如く8』への重要な伏線も散りばめられているため、次作をプレイ予定の方にはぜひ遊んでおいてほしい一作です。短くても熱い物語を体験したい方は、ぜひプレイしてみてください!

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