俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜_感想ネタバレ

今回は「俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの
世界最強は冒険者になりたい〜」という
自分が弱いと思い込んでいる主人公が
数々の強敵たちをパリイで黙らせていく
勘違い系ファンタジー作品を紹介していきます。
※ネタバレを含んでいますので、ご注意下さい。

この作品は下記のような方にオススメです。

▪️勘違い系主人公が好きな方。

▪️俺TUEEEE作品が好きな方。

▪️笑える作品を探してる方。

「俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜」とは?

著者・鍋敷先生のライトノベル作品で
「小説家になろう」にて
2019年10月17日より連載されています。

2020年9月15日には
「アース・スターノベル」で書籍化もされました。

また、コミック化もされており
2024年8月時点で4巻まで発売しています。

さらに、2024年7月よりアニメも放送されています。

アシカ
アシカ

「小説家になろう」で連載されている作品。「俺TUEEEE×勘違い」という人気ジャンルの組み合わせではありますが、主人公がアラサー男のため自己投影しやすいのもポイントが高いです!

あらすじ

冒険者に憧れていた12歳のノールは
冒険者になるために王都にある
冒険者ギルドを訪れ
養成所で訓練を受けることになる。
全ての職業(クラス)の訓練をこなしたが
有用なスキルを得ることが出来なかったため
家に戻り、スキルを獲得するために
修行を始めて気づけば27歳になっていた。
修行しても新たなスキルは
手に入らなかったが冒険者になることを
諦めることが出来なかったノールは
また、冒険者ギルドを訪れるのであった。

感想

1巻感想

冒険者になるために、15年間修行して
強くなりすぎてしまった
男の勘違い無双作品。

主人公のノールは、冒険者になるために
必要な有用スキルを身につけることが
出来なかったため、自分のことを
過小評価していますが
実は基本ステータスが異常に高いため
冒険者の中でも最強クラスの強さを
誇っています。

しかも、ノールは自分の強さ以外にも
敵の強さを勘違いしている場合が
非常に多く、ミノタウロスという
一流の冒険者が何人もいて
初めて倒すことができる魔物も
普通の牛だと勘違いして戦い
大苦戦して、普通の牛でもこんなに
強いなら実際の魔物は
どれくらい強いだんだと勘違いして
更なる強さを追い求めて修行に励みます。
普通の魔物と戦えば、自分の強さに
気づくかもしれませんが
運悪く魔物の中でも最強クラスばかりと
戦うので勘違いに気づくことは
恐らくないでしょう笑

物語の最序盤に登場した養成所について
途中で掘り下げがあり、実は常人だと
3日滞在することが出来ないほど
過酷な施設だということが発覚し
そんな養成所を全6箇所満期(3ヶ月)で
終えたというノールは正直最初から
狂ってると思いました笑

ノール以外の登場人物については
陰湿なキャラクターが全くおらず
基本的にノールのことを認めている人が
多く、ノールに負けず努力する
キャラクターも多かったため
非常に魅力的なキャラクターたちが
揃ってます!

ストレスなく楽しく笑える作品に
なっていますので、機会があれば
読んでみて下さい。

2巻感想

皇国が王都に大量の魔物を送り
王都が壊滅状態になったところで
1巻が終わりました。

2巻では、その状況から皇国との和解まで
描かれており、1、2巻で皇国編が完結します。

※恐らくアニメも2巻までの内容となるはずです。

正直、皇国編は2巻では終わらずに
シリーズでのラスボス的な
ポジションだと思っておりましたので
予想が外れてびっくりしました。

2巻に内容については
大きく分けて3つにわけられますので
順番に感想をお話ししてきます。

▪️厄災の魔竜との戦い

厄災の魔竜は、王都で魔物の対処をしている中
突如、空から現れました。

厄災の魔竜は、魔物中でも最強の一種として
知られる竜種であり
その中でも最強と謳われている古竜です。

しかも、厄災の魔竜は数千年前から存在し
大都市を廃墟にした伝説もあります。

一度目覚めると獰猛で手がつけられないため
数百年の眠りにつくまでやり過ごすしかない存在です。

そんな厄災の魔竜が王都に現れたため
全員が諦めかけたところノールが現れ
戦いが始まりました。

厄災の魔竜は
自分以外は全員弱者だと思っており
強者の余裕を持って戦いに臨みますが
全ての攻撃をパリィで防がれ
絶望してノールに屈服します。

厄災の魔竜を屈服されるまでの
描写がしっかり描かれており
相手を絶望させる描写は
見事しかいいようがなかったです!

その戦ってるノールの姿は
英雄そのものでしたが
街の人たちは避難していたため
ノールの勘違いはまだまだ続きそうです笑

▪️皇帝デリダス三世との戦い

厄災の魔竜と屈服させてひと段落と思いきや
まさかの皇帝デリダス三世が万の兵を従えて
王都に攻めてきます。

本来他国を侵略する時は
数千でも足りるため完全オーバーキルする気満々です。

そんな中、ノールは時間を稼ぐため
万の兵に突っ込んでいきます。

本人は時間稼ぎのつもりでしたが
得意技のパリィで、相手の自慢の兵器を
無力化して相手の心を挫いていく様子は
爽快で最高でした!

相手の心をへし折る過程も丁寧で
読者の読みたかったものが全部つまっていました!

皇帝には逃げられますが
厄災の魔竜に乗って皇国まで追いかけて
懲らしめるため、一件落着となりました。

▪️訓練所の教官たち(六聖)との再会・回想

本筋にはあまり関係ありませんが
個人的には教官たちとの絡みが一番好きでした!

教官たちとは皇国の万兵を相手してる時に再会します。

教官たちは全員ノールのことを
とんでもないと逸材として見ており
万の兵の相手をしているノールの姿を見て
ノールの成長した姿に感激します。

2巻の最後に、教官たちから見た
訓練時代のノールの描写があり
その描写も最高でした。

全員がノールのことを逸材だと評価しており
ノール視点とは全然違った視点で楽しめました。

家に帰ったノールを探すために
六聖全員集まって探そうとする件は
何度読んでも笑えます笑

恐らく3巻は神聖ミスラ教国との
話がメインになると思いますので
今から楽しみです!

3巻感想(アニメの続きはここから)

1、2巻で皇国がクレイス王国との
戦争で敗れたため、その結果皇国が
弱体化し、神聖ミスラ教国一強になります。

その神聖ミスラ教国とクレイス王国の
会談から物語が始まります。

神聖ミスラ教国の教皇アスティラから魔族であるロロの引き渡しを要求されますが
クレイス王はその要求を断ります。

その代わりに、リーンとロロに
アスティラの息子である
ティレンス皇子の成人祝いの席に
参加して欲しいと言われ
それをクレイス王が了承します。

その護衛として、ノールとイネスも
同行して神聖ミスラ教国に行くことになります。

神聖ミスラ教国は、皇国の襲撃に
関わっていた証拠があったりと
胡散臭い国となっており
祝いの席も恐らく罠のため
しっかり準備しようという話になります。

ここに来て、修行編の始まりです。

▪️ノールの修行

いつもの建設業の仕事を休み
修行を始めるノール。
その時に魔導の鎧を身に付けたギルバートが現れ試合形式で、毎日一緒に修行をするようになります。

ギルバートは魔導の鎧により、自分の能力以上の力を発揮してノールに挑みますが
全く通用せずに毎回攻撃を防がれ
その反動で、毎回大怪我おって去っていきます

魔導の鎧というチートアイテムを使っても全く歯が立たないギルバートでしたが
ノールという新たな目標ができ
大変嬉しそうでした。
そのメンタル羨ましいです!

この3巻ではノールの修行の成果が
描かれなかったので、そこは少し残念でした。
恐らく4巻で描かれると思われます!

▪️リーン

ノールの依頼に同行し、迷宮探索をしたところ
「灰色の亡霊」(大災害級)に出会い戦闘になります。その戦いの中で
ノールがプチファイアを同時に10個詠唱し
しかもそれを、融合魔法で一つにし
攻撃するというトップクラスの魔法使いでも
出来ないことをやってのけますが
「灰色の亡霊」は倒せませんでした。

そこで、リーンのことを自分よりも
格上の冒険者だと思い込んでいるため
リーンに交代します。

リーンも、ノールの特別授業だと
勘違いして戦い始めます。
その戦いにより、リーンも
多重詠唱と融合魔法をマスターして
かなりレベルアップしました。

リーンについては、修行の成果を
披露するシーンがありますので
安心して下さい!

▪️ロロ

教官(六聖)全員による訓練に参加することになります。ロロについても痛みに強かったり
弱音を吐かなかったりと
ノールの少年時代を彷彿とさせるため
教官全員がロロに期待していました。

ノールとは違いスキルもいくつか習得できたため、スキル面についつはノールよりも優秀でした。

ロロの修行の成果についても、3巻では描かれなかったため、4巻が楽しみです!

修行を終え、神聖ミスラ教国に訪れますが
街の中は監視されており、街の人たちは
不用意な発言をしないようにするため
ほとんど会話をしません。

まさかの監視社会でびっくりしました。

ノールは勘違い系主人公のため
不用意な発言をたくさんして、神聖騎士団に
歓迎されます。(襲われます)

3巻の見所は、修行編とリーンの無双シーンとなっており、1、2巻に比べノールの無双シーンは控えめですが、それでも十分楽しめました!

4巻感想

今回の4巻は下記の3部構成となっていました。

・ノールVSアスティラ戦
・聖魔戦争
・賢者の盃

順番に感想をお伝えしていきます。

▪️ノールVSアスティラ

3巻では、ノールと十二使聖6人との
戦い最中で終わったため
その戦いから4巻は始まります。

しかし、いつものノールの勘違いが
発動中のため、暗殺をおもてなしだと
勘違いしており危機感は全くありません。

また、十二使聖たちは
ノールの圧倒的な強さに驚愕し撤退します。

その後にノールが偶然トラップ二引っかかり
嘆きの迷宮の最下層落ち
本物のアスティラと出会います。

そこで、偽アスティラも登場し
ノール+アスティラVS偽アスティラとの
戦いが始まります。

偽アスティラの正体は
聖ミスラという二万年前に
人間の手によって封印された
神クラスの化け物

今までの敵とは次元が違う相手でしたが
ノールはその見た目から
スケルトン(ザコ)と勘違いします。

いつもの勘違い発動です笑

戦い自体は聖ミスラ視点で描かれることが
多かったのですが、ノールのことを
「神々の時代と呼ばれた二万年前にすら
存在しなかった未知の脅威」と認識しており
最高の技を放つ聖ミスラですが
ノール相手に全く通用せず絶望します笑

戦いの最中に聖ミスラから
ノールの持つ黒い剣についても語られており
二万年前の人間が作り出した史上の一品
この世に存在しない物質で出来ている
出鱈目なものだと判明ししかも
本来の機能は停止しているため
剣を振るうことが出来ないはずの中
ノールは当たり前のように剣を振るため
聖ミスラは絶望し逃げます。

聖ミスラ戦の決着は5巻までお預けのため
今から5巻が楽しみです。

▪️ 聖魔戦争

聖魔戦争については、WEB版にないお話で
完全新規のお話となっています。

一言で言うと正直救いがなさすぎる
お話でしたが、凄い引き込まれました!

聖魔戦争とは魔族と人間の最終決戦で
全て偽アスティラが仕組んだものでした。

元々、魔族はレピ族と呼ばれる
人の心が読める心優しい種族でしたが
偽アスティラが、レピ族から悪魔の心臓が
生成できることを知り、レピ族を怒らせて
人間とレピ族を争わせます。

その結果、レピ族は魔族と呼ばれるようになり
人類の敵と認識されます。
最終的には、聖魔戦争で人間側が勝利して
自分の地位が上がるきっかけにもなったし
合法的に悪魔の心臓を手に入れれるような
仕組み化もしていて、圧倒的に有能キャラでした!

また、オーケンとアスティラの
元パーティーメンバーのレピ族・ロイが
あまりにも可哀想で読んでいて辛かったです。

▪️ 賢者の盃

聖魔戦争と同様WEB版にない完全新規のお話でオーケンとアスティラ
そして、ロイの出会いから
冒険パーティ「賢者の盃」結成まで描いた
お話で、聖魔戦争のお話とは
違い心温まるお話でした。

まず、オーケンは実力はあるけど
超絶自信家のナルシストキャラのため
冒険パーティに入ることができませんでした。

そんな時に、ハーフエルフのアスティラを
助けたことにより、2人はパーティを組みことになります。

その後に、人間不信に落ちいってしまった
ロイも誘い、3人はパーティーを組むことになります。

魔術師・僧侶・斥候という偏った
パーティー構成ですが
見る人が見れば理想のパーティで
しかも、普段は衝突してるけど
本心だと仲間のことを信頼しているという
まさに理想の関係でした。

永遠にこの関係を続けて欲しかったのですが
偽アスティラのせいで、めちゃくちゃにされた
ことを思うと読んでて辛かったです。

次回の5巻で、偽アスティラ(聖ミスラ)との
最終決戦でなると思うので、今から楽しみです。

登場人物

▪️ノール

Screenshot
引用元:俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい

<キャラ紹介>
・「俺は全てを【パリイ】する」の
  主人公。
・CV:濱野大輝
・自分自身に才能がないと思っている
 勘違い系主人公。(本当は最強)

アシカ
アシカ

「パリイ」を極めた最強の冒険者。
周囲のほとんどがノールの実力をわかっていないため、本人も自分の実力に全く気づいていないです。普段は街の雑用をしながら暮らしています。

濱野大輝さんの他の出演作品について
知りたい方は、下記の記事をご覧下さい。

▪️リーン

Screenshot
引用元:俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい

<キャラ紹介>
・クレイス王国の第一王女。
・CV:前川涼子
・王都訓練所を歴代最高の成績で修了した
 天才児。

アシカ
アシカ

第一王女で、6系統のスキルを満遍なく習得している天才キャラ。ノールの実力を誰よりもわかっており、「ノール先生」と慕っています。

▪️イネス

Screenshot
引用元:俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい

<キャラ紹介>
・クレイス王国・戦士兵団の副団長。
・CV:森なな子
・「神盾」の異名を持っている。

アシカ
アシカ

戦士兵団の副団長で、六聖を上回るとして「神」の異名を与えられた規格外の存在。ノールを除くと作中最強と言っても過言ではないほどの実力を持っています。

▪️ロロ

Screenshot
引用元:俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい

<キャラ紹介>
・魔族の少年。
・CV:村瀬歩
・魔物と心を通わせる力を持つ。

アシカ
アシカ

世界中から迫害されている魔族の少年。幼い頃から奴隷として虐待されており、自分自身のことを無価値と思っています。ノールに救われてからは前向きに生きていきます。

まとめ

才能がないと言われ
それでも諦めきれない主人公が山に籠り
気づいたら最強(本人は無自覚)になっていた
作品で、勘違い系のお手本のような作品でした!

気になる方はぜひ読んでみてください!

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