【オフライン専用】マーダーミステリーオススメ作品紹介|プレイ時の注意点も含めて徹底解説

こんにちは。アシカです!

今回は、私がどハマりしている「マーダーミステリー」(通称マダミス)の魅力やプレイした作品の感想について語っていきます。

「マーダーミステリー」とは、プレイヤーが登場人物のひとりになりきり、事件の真相を探る物語体験型の推理ゲームです。プレイヤーそれぞれに異なる目的や情報が与えられ、犯人役もその中に含まれるため、全員が「知っていること」と「知らないこと」を武器に物語を紡いでいきます。

台本に沿ってセリフを読むのではなく、自分の言葉でキャラクターを演じ、他のプレイヤーと駆け引きをしながら真実へと迫っていく――その自由度の高さと没入感が、このジャンルの最大の特徴です。

マーダーミステリーの魅力

「マーダーミステリー」の魅力は、まず何よりもその圧倒的な物語性にあります。

舞台は、ある殺人事件が発生した屋敷、閉ざされた列車、異世界の王国など、多種多様。
プレイヤーは登場人物のひとりとして、過去や秘密、動機などの背景を持ちながら物語に入り込みます。事前に配られる「キャラクター設定書」には、その人物の過去、性格、関係性、目的などが書かれており、自分がドラマの登場人物になったような没入感を味わえるのが特徴です。

さらに、ゲームが進行する中で明らかになっていく新事実や他のプレイヤーの証言により、物語の裏側にある真実に少しずつ近づいていく過程は、まさに一流のサスペンス映画や小説さながら。
自分の言動が物語の展開を左右する緊張感と、それぞれが真剣に演じ、推理する空間は、他のゲームにはない濃密な体験を提供してくれます。

そしてもう一つの大きな魅力が、推理の楽しさです。プレイヤーは限られた情報の中から、真実を見抜くために頭をフル回転させます。自分が持っている情報をどう扱うか、どのタイミングで何を話すか、誰を信じるか、誰に疑いの目を向けるか――その駆け引きはスリリングで、毎回違った展開を生み出します。

このようなゲーム性から、「マーダーミステリー」はただ楽しいだけでなく、情報収集力・要約力・プレゼン力を鍛える場にもなっています。
論理的に話を組み立て、相手を納得させる推理披露は、まさに遊びながらスキルアップできる理想の知的ゲームです。

また、議論の中では他のプレイヤーの価値観や視点にも触れられるため、新しい考え方を得るチャンスでもあります。人間的にも成長でき、人間関係も広がる
そんな「マーダーミステリー」は、まさに現代の大人が楽しむにふさわしい趣味だと言えます。

プレイしたオススメのマダミスの感想・注意点(ネタバレなし)

私が今までプレイしたオススメの「マーダーミステリー」作品について
作品ごとに特色や注意事項を下記にまとめましてので、プレイ時の参考にしていただければ幸いです。

【注意事項】
①記事内で記載しているプレイ時間は、作品のパッケージに記載されているものになります。実際は準備等に時間がかかるため、30分〜1時間余裕を見たほうが安全です。

②部屋数について、△〜□部屋の形式で記載している場合は次のような認識でお願いします。
△=最低部屋数、□=一番楽しめる部屋数

プレイ人数:4人

京都異世界ツアー

オススメ度3.5※⭐︎が多いほどオススメです。
文章量1.0※⭐︎が多いほど文章量が多いです。
難易度初心者向け
プレイ人数4人
プレイ時間90分
密談なし
部屋数1室
GMGMレス可

『京都異世界ツアー』は、コロナ禍で観光客が減少したから、異世界から異世界人を召喚して観光客になってもらおうと言うツッコミどころが多すぎる計画から始まるシナリオで、プレイ前から引き込まれました。

ゲーム性については、ゲームに付属されている京都のマップを用いたゲームとなっています。
私は学生時代の友人と一緒にプレイしたため、修学旅行の思い出を語りながらゲームを進めていたので満足度が非常に高かったです。久しぶりに京都に行きたくなりました笑

また、「異世界召喚」と言う今流行りの要素も入っており、異世界好きな方にもプレイして欲しい一作となっています!

高速深夜便の殺人者

オススメ度3.0※⭐︎が多いほどオススメです。
文章量1.0※⭐︎が多いほど文章量が多いです。
難易度初心者向け
プレイ人数4人
プレイ時間100分
密談なし
部屋数1室
GMGMレス可

友達同士のお泊まり会の時に、試しにプレイして欲しい『マダミス』と言えば、この『高速深夜便の殺人者』です。

密談なしの全体議論で話し合いをするゲーム性のため、ワンルームでも問題なくプレイできます。

「マダミスって名前は聞いたことあるけど、どんなゲームだろう?試しに買ってみよう」というノリで購入しても、ゲームの流れがシンプルでわかりやすいため、特に戸惑うことなくプレイできます!
ぜひ、この作品をきっかけに『マダミス』にハマってくれると嬉しいです。

また、エンディング分岐が多い作品になっていますので、『マダミス』のキャラクターになりきって行動するとより楽しめると思います!

プレイ人数:4〜5人

ウェンディ、大人になって

オススメ度5.0※⭐︎が多いほどオススメです。
文章量2.0※⭐︎が多いほど文章量が多いです。
難易度初心者向け
プレイ人数4〜5人
プレイ時間120分
密談なし
部屋数1室
GMGMレス可

「4人〜5人用のミニシリーズで面白いマダミスある?」と聞くとほぼ確実にお勧めされるのが『ウェンディ、大人になって』です。

『ウェンディ、大人になって』はAIを題材とした物語で、『マダミス』の中だとずば抜けて深いシナリオとなっており、考えさせられる内容となっています。

ゲーム進行についても、密談なしの全体議論で進める形となっており初心者でも安心して進めることができます。
部屋数も一つで済むため、プレイする敷居が低いのもポイントが高いです。

しかし、文章量は少し多めとなっておりますので、情報量が多いです。
そのため、初めて『マダミス』をやる人よりかは数回プレイして『マダミス』に慣れ始めた方にオススメな作品となっています。

プレイ人数:5人

アストリアの表徴ー名探偵アルフィー最後の事件ー

オススメ度5.0※⭐︎が多いほどオススメです。
文章量2.0※⭐︎が多いほど文章量が多いです。
難易度初心者〜中級者向け
プレイ人数5人
プレイ時間120分
密談なし
部屋数1部屋
GMGMレス可

現状私のプレイした中で一番好きな作品が『アストリアの表徴ー名探偵アルフィー最後の事件ー』です。

とにかくシナリオとトリックがずば抜けており、終わった後は「すげえ作品だった」と素直に思えるほど心に残る作品でした。

プレイ人数5人で全体議論のみで進行するため、1部屋のみでプレイ可能です。
そのため、敷居が低く遊びやすいので全く欠点がない素晴らしい作品です。

正直、記憶をなくしてもう一度プレイしたいです。

プレイ人数:6人

探偵禁止領域

オススメ度4.5※⭐︎が多いほどオススメです。
文章量3.0※⭐︎が多いほど文章量が多いです。
難易度中級者向け
プレイ人数6人
プレイ時間240分
密談なし
部屋数2〜3部屋
GMGMレス可

『探偵禁止領域』は、私がプレイした中でダントツで難しい作品でした。
※現状一番難しい作品でした。

『探偵禁止領域』のパッケージ裏に「密談用の空間が1つ(理想的には2つ)ある環境でのプレイを強く推奨します。」と記載されており、今まで色々な『マダミス』をプレイしてきましたが、こんなに強く推奨しているパターンはなかったので、プレイ前から高難易度の気配がビンビンでした!

実際、全体議論部屋1室+密談部屋2室でプレイしましたが、プレイ後に感想戦をしたところ「これは確かに密談部屋2室ないと作品を最大限楽しめないぞ」と思いました。

プレイ時間が240分で文章量も多いため、キャラクター設定書の読み込み時点でマダミス仲間から「設定書の文章多いし、設定が難しいよ」という声が多く聞こえてきました。
その声(悲鳴)を聞いた私はニコニコでした笑

上記の通り、中級者以上必須に加えてプレイ時間が240分と長い点と密談部屋2室が必要という敷居が高すぎる作品でした。しかし、多くの情報の中から情報を精査して、真相を突き止められた時の快感はダントツとなっています。チャンスがあればぜひプレイしてみてください!

因習村の極光

オススメ度3.5※⭐︎が多いほどオススメです。
文章量2.0※⭐︎が多いほど文章量が多いです。
難易度初心者〜中級者向け
プレイ人数6人
プレイ時間150分
密談あり
部屋数1〜3部屋
GMGMレス可

因習村とは、昔からのしきたりや伝承がある村のことを指しており、ホラー映画のような不気味さがある本作。

個人的にはSwitchなどで発売されている『レイジングループ』のようなシナリオで、面白かったです。また、エンディングについては人によっては、めちゃくちゃ楽しめる内容となりますので、ぜひプレイして確かめて下さい!

ゲーム性については、調査フェイズを二人一組で行動しないといけない独自のゲーム性があり、新鮮な気持ちでプレイできました。
それ以外については、基本的なゲームの流れになっており進行しやすいです。

プレイ人数:6〜7人

何度だって青い月に火を灯した

オススメ度5.0※⭐︎が多いほどオススメです。
文章量1.0※⭐︎が多いほど文章量が多いです。
難易度初心者向け
プレイ人数6〜7人
プレイ時間150分
密談あり
部屋数1〜3部屋
GMGMレス可

「友人をマダミスに沼らせたいんだけど、どの作品を勧めればいい?」と質問されたら、間違いなく『何度だって青い月に火を灯した』を勧めます。

『何度だって青い月に火を灯した』は、基本的なゲームの流れで進行するのに加えて、マダミスの定番のフェーズが全て含まれているため、「マダミスはこういうゲームなんだ」と理解して貰いやすい作風となっています。

また、私が『何度だって青い月に火を灯した』を推している最大の理由は、情報カードなどを途中で破棄できる点です。
情報カードといったカード類は、ゲームを進行していくと入手できますが、ほとんどのマダミスだと破棄はできないため、隠したい情報をずっと所持している状態になります。

そのため、他プレイヤーから「持っているカードを裏面で見せて」と言われると、独占している情報がバレてしまうため、隠したいことがあるプレイヤーにとっては辛い状況になります。

しかし、『何度だって青い月に火を灯した』はカードを破棄できるフェーズがあるため、物理的にカードをゲームから省くことができ、戦略の幅が広がり面白さが倍増します。

カード類を破棄できる独自のゲーム性があるため、既存のプレイヤーをもっと沼らせることができるし、基本的なゲームの流れも理解できるため初心者も沼らせることができる唯一無二の作品となっています。

八月のタイムマシン

オススメ度5.0※⭐︎が多いほどオススメです。
文章量2.0※⭐︎が多いほど文章量が多いです。
難易度初心者〜中級者向け
プレイ人数6〜7人
プレイ時間180分
密談あり
部屋数1〜3部屋
GMGMレス可

『八月のタイムマシン』は、タイトルから想像がつく通り、タイムリープして謎を解いていくゲーム性となっており、『マダミス』に『タイムリープ要素』を加えた作品となっています。

『タイムリープ要素』を上手くゲームに落とし込んでおり、独自のゲーム性でめちゃくちゃ面白かったです。また、シナリオについても、引き込まれる内容となっており没入感は過去一でした!

『タイムリープ要素』がある関係上、少しややこしい設定等はありますが、いい感じに頭の中で情報が散らばってる感があって、色々な仮説を立ててる時が一番楽しかったです。

また『八月のタイムマシン』には「アクションフェイズ」という投票後にキャラクターが目的のために、行動を起こすフェイズがあります。
その「アクションフェイズ」で衝撃的な事実や予想外の出来事が起きる場合があり、人によっては忘れない作品になることが間違いなしです!

『八月のタイムマシン』は初心者〜中級者向けの作品となっており、経験者と初心者が混ざっても楽しめる作品となっており、多くの層が楽しめる『マダミス』作品となっています。

<三月うさぎ>の鬼探し

オススメ度3.0※⭐︎が多いほどオススメです。
文章量1.0※⭐︎が多いほど文章量が多いです。
難易度初心者向け
プレイ人数6〜7人
プレイ時間150分
密談あり
部屋数1〜3部屋
GMGMレス可

『<三月うさぎ>の鬼探し』は100年前の小説を元にした『マダミス』作品です。

元になった小説は『マーダーミステリーの元祖』とも呼ばれているため、『マダミス』好きには必ずプレイして欲しい一作です。

本編に入る前の導入が、他の『マダミス』とは違う導入方法だったため、最初からワクワクが止まらなかったです!
それ以外については『マーダーミステリーの元祖』と言うだけあって、王道的なゲームの流れで進んでいくため、『マダミス』初心者の方にもオススメの一作です!

プレイ後には、元になった原作小説を電子書籍で無料で読むことができるため、プレイ後も楽しめます!

因みに、私はまだ読めてないです・・・

プレイ人数:7人

腐草館からの招待状

オススメ度4.0※⭐︎が多いほどオススメです。
文章量1.0※⭐︎が多いほど文章量が多いです。
難易度初心者向け
プレイ人数7人
プレイ時間150分
密談あり
部屋数1〜3部屋
GMGMレス可

「初心者にオススメのマダミスある?」と聞かれたら迷わず『腐草館からの招待状』を勧めます。

『腐草館からの招待状』は文章量が少なく情報カードも他の大箱(7人用のマダミス)と比べると少なめになっているので、情報量が多すぎて頭がパンクになる心配はないです。
ゲームの流れについてもシンプルでわかりやすいため、個人的には「マダミス初心者のために作られて作品」だと思っています笑

また、ゲームとは直接関係ありませんが、トークンなどが可愛い動物のイラストだったり、箱の裏を館の地図にしていたりと、デザインに力を入れられており、プレイする前からテンションMAXになりました!

一点注意して欲しいのは、優しめな『マダミス』となっているので中級者以上は少し物足りないと感じる可能性があります。そのため、『マダミス』にハマった方はまだ不慣れな内に『腐草館からの招待状』をプレイすることを勧めます。

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